レンタルサーバーの比較表

Linux

有名どころのレンタルサーバーの比較表、早見表をまとめておきます。
「ConoHa WING と VPS で迷った」、「ConoHa とさくらの VPS で迷った」などという場合は、参考にしてみてください。

背景

サーバーをレンタルしてサイトを作り、1年以上が経過しました。サイトを作ってみた今となっては、かなり理解も深まりました。

申し込んだ当初を思い返すと、レンタルサーバー会社のホームページごとに、仕様や費用の記載がバラバラで、結構、迷いました。
そこで、技術的な相違や各社サービスを比較表の形でまとめておくことにします。各社共通で、まとまった比較表はないのかなと思っていましたので、まとめておきます。)

私の場合、独学で技術(サーバー技術、WordPress)の習得をしたかったので、VPS と共用サーバーを中心に記載します。

レンタルサーバーの比較まとめ

技術的な相違まとめ 共用サーバー vs VPS …

まずは、一般的なサーバーの種類(共用サーバー、VPS、専用サーバー、クラウドサーバー)について、技術的な相違をまとめると以下となります。メリット、デメリットの欄も加えてみました。

共用サーバー VPS 専用サーバー クラウドサーバー
物理サーバー 共有 共有 分離 動的に共有されうる
CPU、メモリ、HDD 共有される 厳格に分離される 分離される 動的に共有されうる
OSの権限 管理者権限なし 管理者権限あり 管理者権限あり 管理者権限あり
メリット ・ 設定が簡単(Linux、WordPress など) ・ 設定、運用の自由度が高い (Linux, WordPress, Python, Django … のインストールが自由)
・ 他のユーザの影響を受けにくい
・ 月額コストが比較的安い
・ 設定、運用の自由度が高い
・ 他のユーザの影響を受けにくい
・ 設定、運用の自由度が高い
・ 他のユーザの影響を受けにくい
・ ハードウェア資源を柔軟に変更しやすい
デメリット ・ 管理者権限がなく設定を自由に変えられない
・ 他のユーザの負荷の影響を受ける
・ 設定やメンテナンスを自分で行う必要がある ・ 月額コストが比較的高い(企業向け)
・ 設定やメンテナンスを自社(自分)で行う必要がある
・ 月額コストが比較的高い(企業向け)
・ 設定やメンテナンスを自社(自分)で行う必要がある
具体例 ConoHa WING
エックスサーバーX10
ConoHa VPS
さくら VPS
さくらの専用サーバ Amazon Web Services(AWS)
Azure IaaS
GMO クラウド

※ VPS は、Virtual Private Server(仮想専用サーバー)の略です。
※ 専用サーバー、クラウドサーバーは、自社サーバーや自社サービスを本格的に構築する場合に向いています。
※ 一方、個人やスモールビジネス(中小零細企業)でサイトを構築するとなると、共用サーバーか VPS サーバーが向いています。
(なお、ネットで調べると、「レンタルサーバー」 = 「共用サーバー」の意味で使われているケースが多いようです。「VPS やクラウドはレンタルではないのか」などと無用な混乱や疑問が生じますので、「レンタル」は広く一般の意味で記載しました。あと、VPS は、なぜここだけ Server が入っているのであろうか。。)

レンタルサーバーのプラン比較: ConoHa WINGとVPSの違い

つぎに、上記の違いを踏まえ、有名どころのレンタルサーバーのプランをまとめると以下となります。
個人やスモールビジネスでウェブサイトを構築する場合、選択肢はこの程度になると思います。

サーバ ConoHa VPS ConoHa WING エックスサーバー X10 エックスサーバーwpX Speed さくらのVPS
プラン VPS WING ベーシック X10 プラン wpX Speed W1 VPS
サーバー種別 VPS 共用サーバー 共用サーバー クラウド VPS
初期費用(※) 無料 無料 3,300円 無料 無料
月額費用(※) 682円/月~ 1,320円/月~ 1,320円/月~
(3か月一括申込)
1,320円/月~ 643円/月~
ディスク容量 SSD 30GB SSD 300GB SSD 200GB SSD 200GB SSD 25GB
無料ドメイン なし あり あり なし なし
管理者権限
(root権限)
あり なし なし なし あり
株主優待利用 あり あり なし なし なし
企業 GMOインターネット株式会社 GMOインターネット株式会社 エックスサーバー株式会社 エックスサーバー株式会社 さくらインターネット株式会社
キャンペーンの例 3ヵ月一括契約で
671円/月~
3ヵ月一括契約で
1,138円/月~
12ヵ月一括契約で
初期費用 \0
13,200円/12ヵ月
備考 ・ 自力でのサイト構築向き ・ WordPress 専用向き
・ Webページ作成に注力できる
・ WordPress、EC-CUBE などの簡単インストール
・ Webページ作成に注力できる
・ WordPress 専用
・ 大規模サイト対応
・ Webページ作成に注力できる
・ 自力でのサイト構築向き

※ 価格やスペックは参考です。常時アップデートされており変動します。参考として、2021年時点で、把握できる範囲で各ホームページより抜粋しています。申し込みをされる際は、各ホームページで再度確認をしてください。
※ ディスク容量は、VPS と共用サーバ間では、単純な比較ができません。リソースを共用するかどうかで、サーバの動作が影響を受けるからです。
※ VPS は設定をすべて自分で行うので価格帯は低め、共用サーバは WordPress やドメインなどが簡単に設定できるサポートがあるため価格帯はやや高め、といった理解でよいかと思います。
※ 表で無料ドメインの対応がない場合は、別途、ドメイン(….com など)を取得する必要が生じえます。この場合、ドメインの初期費用、更新手数料(\1,000~/年前後)が必要となります。

各サービスの選択ポイント

・ たとえば、ConoHa WING と VPS で迷ったときは、ブログ専用、WordPress 専用であれば、共用サーバーを中心に検討すればよいと思います。
・ また、Linux の設定や、WordPress のインストールなどをやりたくないのでお任せにしたい場合も、共用サーバーを中心に検討すればよいと思います。ConoHa WING あたりがおすすめです。

・ 一方、管理権限(root権限)を取得して、Linux などの OS に自由にソフトウェアをインストール、設定したいといった場合は、VPS (ConoHa VPS)やクラウドサーバーなどになると思います。

・ 大企業などで、自社専用のサーバーを設置する場合や、サーバーの管理者や技術者を置く資金的な余裕がある場合は、専用サーバーやクラウドサーバーとなると思います。

・ もし個人で、Raspberry Pi を持っていて使った経験があったり、自宅のパソコンを Ubuntu にした経験がある場合は、Linux サーバーの基本は変わりはないので、VPS を申し込んだときの失敗のリスクはかなり低いと思います。むしろ、アクセススピードの速い SSD が使えたり、メディアの破損を気にせずに済むなどのメリットが大きく、投資対効果が大きいと思います。

・ 私の場合、個人でサーバーを運用して Linux や Web サーバーの技術を高めたかったので、また、独自の Web サービスに展開できる可能性を広げたかったので、VPS を選択しました。
具体的にはここ数年、シェアが伸びていると思われる ConoHa VPS を選択しました。株主優待を活用することでサーバー代を賄える点もかなり大きいです。
ConoHa にするかどうかは別として、ほぼゼロから Web サーバーを構築して技術を深堀りしたい場合は、VPS がおすすめです。
・ ConoHa を使ってみた感想としては、スピードも速く、問題は特にありません。過去、1、2回サーバーが止まったことがあったように思いますが、すぐに復旧しました。また、1日ごとに1円単位で課金が明示される操作画面は、明朗会計でとてもよいです。これは、ConoHa VPS でも WING でも変わりはないと思います。

まとめ

自分がサーバーを申し込んだとき、最初からこのような比較表があったら迷わずに済んだのにと思っていた点についてまとめました。

会社組織や学校ではなく、個人でサイトを立ち上げるときに不安になるのは、教えてくれる人が誰もいないというところだと思います。経験的には、ひたすらググれば何とかなる、といったところです。
自己投資、将来への投資なので、どんどん行動を起こしてみるほうが早いです。5年前、10年前にやっておけばよかったと思っています。

もしも、サイトの構築を検討されているようでしたら、情報を公開していますので、参考にしてみてください。技術的にも大変面白く、将来性のある分野だと思います。

関連リンク
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外部リンク
  

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