Python、機械学習に関し、ネット検索だけで勉強すると情報が散逸しやすいです。また、知識に抜けが生じて時間の無駄が発生しやすいです。そこで、個人的な主観で、手元にあるもののなかから、お勧めの書籍をピックアップします。
おすすめ書籍のピックアップ
まずは無料の書籍
まずはネットで公開されている無料の書籍をまとめておきます。
すべてダウンロードして手元に置いておき、こまめに参照するとよさそうです。
・ 「プログラミング演習 Python 2021」、京都大学学術情報リポジトリ
・ 「プログラミング演習 Python 2021 コラム編」、京都大学学術情報リポジトリ
Kyoto University Research Information Repository: プログラミング演習 Python 2021 (kyoto-u.ac.jp)
・ 「Python プログラミング入門」、東京大学 数理・情報教育研究センター
・ 「Python 学習教材」、筑波大学システム情報系
「現場ですぐに使える! Pythonプログラミング 逆引き大全357の極意」
辞書として使うといった感じで、何でも載っているという本です。Python 言語のみを習得すればよいのあれば、この程度の本が一冊あれば十分だと思います。
現場ですぐに使える! Pythonプログラミング 逆引き大全357の極意 新品価格 |
「退屈なことはPythonにやらせよう 第2版 ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング」 AlSweigart、O’REILLY
書店でとてもよく見る書籍です。Python で自動化といったらこの本がよく知られています。
前半に Python 言語の説明がまとめられており、この本だけでも Python の習得ができる内容となっています。
後半から Web スクレイピング、メール自動送信、pyautogui による GUI 自動操作などについて説明されています。selenium についてもまとめられています。
ゆくゆくは、サーバや PC、Raspberry Pi (Linux) などで自動処理をやりたい場合に適した流れになっています。
退屈なことはPythonにやらせよう 第2版 ?ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング 新品価格 |
「Python による機械学習入門」 株式会社システム計画研究所、Ohmsha
200 頁程度の比較的薄い本に、Python の説明も含め、サポートベクターマシン、k-means 法など、scikit-learn を用いたオーソドックスな機械学習についてまとめられています。
最後にニューラルネットワークの記載がありますが、ディープラーニングまでは踏み込まない内容になっています。
ディープラーニング以前の、機械学習の基礎全体をざっと回したいとき、取り組みやすい記載になっています。
新品価格 |
「ゼロから作る Deep Learning – Python で学ぶディープラーニングの理論と実装」, 斎藤 康毅、オライリージャパン
ディープラーニングを本格的に勉強する人がみな持っている(?)オライリー・ジャパンのシリーズものです。
大学や企業で仕事や業務として本格的に機械学習を使うのであれば、このシリーズの程度の本を何冊か学ぶ必要がありそうです。
ただ、ページ数が多いです。初めから読んでいると挫折しやすいと思われるので、最初は上記の本のあたりからざっくり全体を勉強し、辞書として使っていくのがよさそうです。
ゼロから作るDeep Learning ?Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装 新品価格 |
まとめ
Python に関するおすすめの書籍をピックアップしました。
Python 関連の技術について、もし本格的に勉強するのであれば、将来の方向性に合わせて、上記程度の書籍が何冊かあったほうがよさそうです。
私の場合、ネット検索と併用で書籍を確認するといった読み方をしています。
関連リンク
・ モバイルモニター 使用感レポート 【テレワーク】
・ USB カメラ 購入レポート【画像処理用】
・ Linux 関連技術を独学で学ぶときのキーワードまとめ