ConoHa の株主優待の申し込みをやってみた 【GMOインターネット】

Web Server

個人で独自サイトを立ち上げるにあたり、レンタルサーバー代を株主優待でまかなう試みをおこないました。
サーバー(ConoHa VPS)の設定にかかる期間も含め、スケジュール的にどうなるか、費用観点でどうなるか、私の場合の一例をまとめ、公開しておくことにします。

なお、株価などは、私が売買した際の事例を記載しています。株価変動などのリスクについては、ご自身の判断でお願いいたします。

背景 & きっかけ

何か新しいことを始めようと、サーバーをレンタルして個人でウェブサイトを作ることにしました。
ネットで調べると、必要なコストとしては、通常、サーバー代(1万円~/年)と独自ドメイン代(数千円程度/年)がかかりそうです。

現金の流出がずっと生じてしまうと負担感がけっこうあります。
そこで、サーバー代は株主優待でまかなって、生活費のランニングコストを極力下げたいところです。

GMOインターネット株式会社のホームページ(下記、外部リンク参照)を見ると、株主優待制度でサービス利用料 5,000円分(/半年あたり)をサーバー代(クラウド・ホスティング)などに充てられるという旨の記載になっています。
具体的には、たとえば、12月の権利日前までに株式1単元(100株)以上を購入し、同じ株主番号で連続して権利日(12月と翌年6月)が認定されると、翌年9月頃に優待の案内が送付されてきます。案内の受領後、10月初旬以降、優待の 5,000円分をサーバーの管理画面などにチャージできるようになります。
ざっくりでいうと、株式を100株購入し、ほぼ1年保有すると、半年ごとに5,000円の株主優待の案内が送付されてきます。

そこで、まずは株式を購入し、株主優待が来るタイミングに合わせるようサーバーの構築を行いました。

サーバー代の優待化は成功したため、当面は、1年間のランニングコストを 2,000円以内(ドメイン代のみ)に抑えられそうです。
実際に実行してみたスケジュールを中心にまとめておきます。私は年度の上半期で実行しましたが、半年ずらすと、下半期で導入するスケジュールになります。

なお、私は ConoHa VPS をレンタルしましたので、VPS の記載としていますが、申し込み後のサーバーのログイン画面では、ConoHa VPS と WING のサーバーのいずれも選択できるようになっていますので、実質、差異はありません。したがって、ConoHa WING の場合も同様です(下記のインストールや設定作業はもっと簡単になります)。

導入スケジュール例:サーバー代をGMOインターネットの株主優待で賄う

GMOインターネット株式会社の株式購入!

4月頃 (注記:2021年以降は、前年12月末の権利確定日前に購入する必要があります!
・ GMOインターネットの株式(100株)を購入(私の購入時で25万円±6万円前後の株価変動。価格が下がった時点でタイミングを見て購入。)
6月末
・ 中間配当と株主優待が確定(決算時期・権利確定日:6月末、12月末)

→ 9月頃に優待の封書が送付されてくる。10月初旬以降、GMO のサイトから優待をチャージできるようになる。
ただし、ConoHa の場合、初回の支払い時には優待は使えないとのこと。
そこで、初回はクレジットカード払いでサーバー代をいくらかチャージし、そのチャージ額が残っている期間中(1~2か月以内)にサーバーの初期設定&ドメイン設定を終えるという目標を設定!
(VPS のまっさらな Linux 上に、個人で、WordPress のインストールとサイト設定を完了する。)

レンタルサーバーの申し込み

7月末
・ GMOインターネットのホームページで ConoHa VPS( [PR] ConoHa のリンク )を申し込む。
選択肢は、ConoHa VPS と ConoHa WING 他があるが、サーバー構築の勉強のため、VPS を選択した。
・ クレジットカード払いで初回の1,000円分をチャージする。
→ この期間は、初回のサービスで、追加で1,000円分のチャージがつき、合計2,000円分のチャージ額となった。(私の申し込み時の場合。これで約2か月程度は VPS サーバーが使える状態になった。)
・ ConoHa のログイン画面上で、CentOS のサーバーを選択する。(この期間中に Linux/CentOS にできるだけ慣れる。)
・ Apache のインストール(LAMP の環境設定開始)
・ MySQL のインストール
・ PHP のインストール
・ PHP の動作確認(簡易サイトの動作確認)
・ phpMyAdmin の設定
・ SSH の設定

8月中旬
・ お名前.com で、ドメイン名の検討開始
・ ドメイン名の申し込みをする(クレジットカードで1,000円弱/初年分の支払いをする)
・ CentOS 上に WordPress、Cocoon のインストールと各設定を実行
・ Let’s Encrypt の設定をする。
・ サイトの HTTPS 化を行う。
・ セキュリティ対策を検討・設定
・ サーバー代が不足してきたため、1,000円分を追加でチャージした。

8月末~
・ WordPress サイトの記事作成・追加開始
・ サイトの公開

株主優待の取得と設定

9月17日頃
・ 中間配当と株主優待の封書が届く。
(ただし、株主優待の申し込みは 10月以降でないとできない。)
10月1日以降
・ 株主優待の申請(5,000円分/半年)を行う。 ★
・ https://ir.gmo.jp/st-newstockholders/first/
10月初旬
・ ConoHa のログイン後の画面で、チャージ残高に優待額の +5,000 円がチャージされる。
(★の申し込みをして、6日後にはチャージされていました。)

→ サーバー代の優待化成功!
以後は、株主優待が送付されてくるタイミングで、サイト上で優待の申し込みを行う。

★ 2021年5月追記 期の後半の10月ではなく、期の前半の4月以降に優待をチャージする場合は、3月の最終週あたりに、封書が送られてきます。優待の申し込み開始は4月以降となっています。
4月6日前後に上記のページで株主番号等を入力し、ConoHa のサービスを選択して「申請」ボタンをクリックしました。すると、1週間以内で 5,000 円分のポイントが、ConoHa VPS / WING の管理画面で追加チャージされていました。このあたりのサービスは迅速でとてもよいです!

考察:どうなっているのがベストか

株主優待の規定を確認すると、GMOインターネットのグループのサービスとして、半年ごとに 5,000 円の優待がつくのですが、複数のサービスは選択できません。サービスを1つ選択する必要がある、とのことです。
いま、私は、GMOインターネットのサービスとしては、ConoHa と、お名前.com の2つを使っています。
初回の優待 5,000円分をお名前.com のドメイン代(1ドメイン)×1年に使うと、余ってしまいます。すると、最初の数回は、サーバ代に充てることになります。優待の残金が増えてきて半年分を超えたら、お名前.com にチャージできることになります。
すると、最初の数年間はドメイン代の年間1,000円前後はクレジットカード払いが続くけれども、配当(900円前後×4回/年、四半期配当。私の事例の場合。)が入るので、まあ、許容範囲かなという感じです。

また、ConoHa のサーバーの場合、初回の支払い時に優待は使えないとのことであり、初回はいくらかはチャージをする必要があります。私は結果的に、クレジットカードで 2,000円分をチャージしました。
サーバーの申し込みを上記よりさらに1~2か月遅らせて優待が来るギリギリのタイミングに合わせるようにし、クレジットカードでのチャージ額を減らせば、クレジットカードでの支払額はさらに最小化できることになります。

あるいは、株主優待とサーバーの設定は、実質、独立しています。そこで、多少の差異は気にせずに、サーバーの申し込みや設定をどんどん進めてしまうのも手です。
私の場合は、8月の会社の夏季休暇中に集中的に設定を終えてしまいたかったため、上記のスケジュールとなりました。

まとめ

GMOインターネット株式会社の株式優待を使ってレンタルサーバー代を賄う方法について、スケジュールや費用の観点でポイントをまとめました。

私はウェブサイトの設定自体、過去にやったことがありませんでした。
そこで、サーバーの申し込み以降、サイトがうまく動かないとググりつつ、学習しつつとなったため、夏あたりが忙しくなりました。

必要となる初期の費用としては、GMOインターネットの株式の購入代金と、ConoHa VPS 申し込みの初期にサーバー代としてチャージした 2,000円、ドメイン名の取得で支払った 1,000 円弱程度となりました。
毎年1万円を超える現金が流出するのであれば、株式を一括で買ってしまってランニングコストを下げたいんですよね。コロナで株価も下がっていましたし。

今後は、優待が変更とならない限り、約1,000円程度/年のドメイン代を払っていけば、現金の流出を抑えながらサーバーを運用していけることになります。
これで、サーバー技術等の習得や WordPress のサイト作成に集中できる環境が整いました!
多くの方は、さくらやエックスサーバを使っていらっしゃる(??)のか、ネット検索をしてもこのあたりの情報があまり見つからないようです。そこで、具体的な費用や日程感についてポイントをまとめ、公開しておくことにします。

なお、ConoHa を申し込んだ後のサーバーの管理画面の様子や、Web サーバーの設定で迷ったところ、ネット検索をして情報が古かったところ、わかりづらかったところについては、以下の関連リンク等にまとめています。
もし関心があるようでしたら参照してみてください。

関連リンク
・ ConoHa の株主優待申し込みのルーチン作業まとめ 【VPS】
・ 
サーバー管理のルーチン作業のまとめ 【ConoHa VPS】
・ ConoHa VPS を申し込みました 【レビュー】
・ レンタルサーバーの比較表
・ 独自ドメインを取得するときの注意点まとめ
・ Linux 関連技術を独学で学ぶときのキーワードまとめ
・ 機械学習で株価予測 【Python】
・ スマホ議決権行使をパソコンで行う方法 【QUOカードを当てよう】

外部リンク [PR] 
・ ConoHa VPS のスペック・料金: 
https://www.conoha.jp/vps/pdf/conoha_spec_ja.pdf
・ GMOインターネットグループ : ConoHa VPS 申し込みページ
・ GMOインターネット株式会社 株主優待
・ GMOインターネットグループ株式会社 株主優待専用ホームページ

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