自分でサイトを作ろうと思い、先日、サーバー ConoHa VPS のレンタルの申し込みをしました!
事前にネットで調べていたのですが、ネットの情報ではよくわからなかったところ、不安だったところを中心にポイントを整理しておきます。
背景
Linux、Python、機械学習などといった最近の技術は、オープンソース化が進んでいます。
GAFA といった先端企業を見ると、今後は、サーバー、オープンソース、Web関連技術の知識は必須かなといった状況です。
ということで、サーバー(VPS)を借りて WordPress の設定を行い、サイトを立ち上げてみました。
VPS では管理者権限がありますので、WordPress でのサイトに加え、指定時間に Python などを自動実行するなど、自由に機能を追加していくことが可能です。
ここでは、サーバーをレンタルする部分についてポイントをまとめ、公開しておくことにします。
レンタルサーバーを選ぶポイント
比較したサービスとサーバー業者を決めたポイントについて
私は、エックスサーバーと ConoHa (GMOインターネットグループ株式会社)を比較しました。
① スピードが速そう
② 支払いを株主優待で賄って、サーバー代のランニングコストを下げたい
という2つの理由で、ConoHa にしました。
ほかに、さくらインターネットも候補にありましたが、株主優待をサーバー代に充ててランニングコストを下げられるのは、GMO インターネットくらいかなと思います。
ConoHa のサービス内での選択肢は? VPS or WING ?
ConoHa のレンタルサーバーのサービスは、VPS サーバ、ConoHa WING (WordPress 専用)、Windows サーバの3つの選択肢があります。
もともと、サーバー技術、Linux 技術を習得したいのと、ホームページを作りたいという2つの興味がありました。そこで、Windows サーバーと ConoHa WING は選択肢から外し、ConoHa VPS を申し込みました。
ConoHa VPS は ConoHa WING とは異なり、スーパーユーザー権限(root 権限)があります。制約なく自由にサーバーの設定や実験ができることになります。その反面、すべての設定を自分で行う必要があります。
もし、ホームページ専用であれば、CohoHa WING でよいと思います。
ConoHa VPS か WING かで迷ったとき
また、ConoHa でユーザ登録をすると、ログイン時の画面で、VPS サーバー、ConoHa WING サーバーの削除、新規登録ができる管理画面になっています。
ですので、迷っている場合は、たとえば、以下の手順も十分可能だと思います。
① いったん VPS サーバーで申し込んでしまって、初回の1か月分程度をチャージする。
② 支払い額が大きくならないうちに、サーバーの運用が自分でできそうか技術検討をしてみる。具体的には、VPS サーバーに WordPress などのインストールをやってみる。
③ 実際に動かしてみて、
[A] サーバの運用が自分でできそうであれば、そのまま VPS サーバーを使い続ける。
(ConoHa VPS のほうが ConoHa WING より低価格になっているので、ランニングコストを小さくできるメリットを享受する。)
[B] サーバーの運用が難しいようであれば、VPS サーバーを削除して、ConoHa WING を新規設定して乗り換える。(ConoHa WING & WordPress 専用に特化する。)
[C] もし、もう少し検討時間が必要であれば、設定したサーバーを削除してしまう。(ランニングコストを最小化・ゼロにする。)
こういったところが明確に書かれたレビューがなかなか見つからないんですよね。。
ConoHa VPS で WordPress のインストールはできるのか
結論としては、一例として CentOS を選択して、WordPress 5 以降をダウンロード・インストールしてみたところ、ホームページが無事、動きました。
途中、ネット検索で最新情報が見つからず、試行錯誤が生じました。
具体的には、CentOS、WordPress など、最近、アップデートが頻繁です。最新バージョンでの組み合わせについては、当然ながらネットの情報が少ないですし、最新バージョンの組み合わせでは動かないケースが発生しました。
必要なソフトウェア、パッケージをインストールしてみて動かないと、旧バージョンをインストールしなおす、動作確認が取れているバージョンでのパッケージに入れ替える、といった作業が発生しました。
ネットで情報が少なかった事項については、下記の関連リンクなどこのサイト上でポイントをまとめています。参照してみてください。
サーバーの申し込み時
サーバー代の支払いはどのようになるのか
サーバー代の支払いも不安になるポイントだと思います。
コンビニ払いなどもできるとのことですが、支払いの手間が最小化できるため、クレジットカードはほぼ必須かなと思います。
管理画面上でクレジットカード払いを設定すると、自動引き落としと事前チャージ(先払い)の2つのなかから選択するようになります。
私は、自動引き落としではなく、1,000 円等を事前にチャージすることにしました。
(後々、クレジットカード払いから株主優待払いに切り替えたかったため。最低限の必要額のみ、都度、チャージするようにしました。)
現金での支払いなどもできるようですが、手間がかかるようです。クレジットカードに集約するのが現実的です。
新規申し込み時の特典について
なお、私が申し込んだ時期は、新規申し込みの特典で、1,000 円が追加で自動チャージされました。
時々、新規申し込み時の値引き、追加チャージ、数か月まとめて申し込んだ際の値引き、など、特典が企画されているようです。
末尾の外部リンクのところにリンクを貼っておきますが、申し込もうかなと思っている方は、日頃から、特典がないかチェックしておき、特典が企画されたタイミングを狙って申し込むのもおすすめです。
ドメインサービスも同じです。時々、値引きがあるようで、初年のドメイン代を格安にできることがあるようです。(私はこれを知らず、通常価格で申し込みをしました。。)
自分がやってみて、わからなかったところ、ちょっと失敗したかなと思ったところ、得したと思ったところは、このサイト内にまとめていくことにします。参照してみてください。
サーバーの申し込み後
支払額はどのように決まるか
サイト内でサーバー(CentOS 等)を設定すると、日々、サーバーの使用料が蓄積されていき、支払額(累積額)が増えていく動作になっています。
そして契約期間(毎月1日)毎に、チャージ額(クレジットカードでチャージした額)から累積額を一括して減額する動きになっています。
使用料が日々累積していきますので、管理画面上で常に、支払い額を超えるようにチャージしておく必要があるようです。
また、使用料は、サーバー(CentOS 等)を使用している期間となっています。サイトの管理画面内でサーバーを削除してしまえば、使用料はかからなくなるようになっています。
このあたりの具体的な情報がネットには少なく、申し込み前、やや不安がありました。
なお、私は GMO インターネットグループの株式を買って株主優待がもらえるようにしました。株式購入後、指定期間(1年以上)保有し、株主優待を申請してみたところ、サーバーの管理画面上で優待額がチャージされました。これは別のページにまとめます。
その他、必要な支払いが発生するのかどうか
レンタルサーバーを申し込んでサイトを作ると、ほぼセットで、ドメイン名(≒サイト名)の設定が必要になります。
レンタルサーバーのサービスと、ドメインサービスは、サービスとしては別なので、別途、ドメインの申し込みが必要になります。
このホームページのドメイン代に、初年度 1,000円前後、次年度以降、数千円前後がかかります。金額は .com, .net 等により変動します。
私の場合は、ネットで調べた結果、サーバーのドメインについては、お名前.com のサービスを使うことにしました。
ConoHa VPS とお名前.com は、同じ GMO のグループのサービスなのですが、企業としては別です。そこで、サーバーに関連する支払いとしては2つが発生します。
サーバー関連の支払いは一つにまとめたいのですが無理なようです。(GMO インターネット様には、グループ企業内での支払いの一元化についてもご検討いただけますととても助かります。)
支払いのタイミングに関しては、別途、情報をまとめようと思います。GMOの株主優待を継続利用すると、ポイントの残額が少しずつ増えていく(約600円×6か月/半年あたり < 5,000円の株主優待/半年あたり)ことになりますので、残額が増えてきたら、優待申請時にそれぞれに振り分けていく手もありそうです。
まとめ
レンタルサーバー自体、過去に借りたことがありませんでしたが、ドメイン名の設定等を終え、サイトが、無事、動くようになりました。
基本的にほとんどの情報はネットで公開されており、情報が不足しているかなと思ったあたりについて、ポイントを整理しました。サーバーの勉強をしながら設定を進めていくといった感じです。
サーバーの支払いを株主優待でまかなうようにし、ランニングコストがほぼかからないようにできた今となっては、もっと早くからやっておけばよかったと思っています。
ほかにもサーバー関連の情報をこのサイト上にまとめています。もし興味があるようでしたら、以下の関連リンクも参照してみてください。
関連リンク
・ レンタルサーバーの比較表
・ ConoHa の株主優待の設定をやってみた 【GMOインターネット】
・ ConoHa の株主優待申し込みのルーチン作業まとめ 【VPS】
・ サーバー管理のルーチン作業のまとめ 【ConoHa VPS】
・ レンタルサーバーに WordPress をインストールする流れ 【Linux】
・ Web サーバー関連コマンドまとめ 【Linux】
参考:外部リンク [PR]
・ ConoHa VPS のスペック・料金: https://www.conoha.jp/vps/pdf/conoha_spec_ja.pdf
・ GMOインターネットグループ株式会社: 株主優待制度
・
※ 個人でレンタルサーバーを申し込む場合、比較対象は、ConoHa VPS、ConoHa WING、エックスサーバー、さくらインターネットあたりになると思います。私は、サーバー技術を勉強する目的とサーバー代の優待化をしたかったので、左の ConoHa VPS を選びました。WordPress 専用であれば、真ん中の ConoHa WING が設定が簡単そうです。ネット情報が多いということであれば、右のエックスサーバーもよさそうです。