一部のサイトにしかつながらなくなったとき 【Raspberry Pi】

Raspberry Pi

Raspberry Pi の Chromium ブラウザで、一部のサイトにしかつながらなくなったときの対処方法についてまとめておきます。
以下の環境で動作確認をしています。
環境:
・ Raspberry Pi (bullseye)
・ Windows から Wi-Fi 経由のリモートデスクトップで Raspberry Pi を使用

背景

ひさしぶりに Raspberry Pi (bullseye) でネット検索をしようとしたところ、検索サイトなどの一部のサイトにだけはアクセスできるものの、他の大半のサイトにはアクセスができなくなりました。

いくらか試行錯誤をしたところ、正常に動作するようになりました。
そこで、対処方法などについてまとめ、公開しておくことにします。

現象 ~ 一部のサイトにしかアクセスできない!

① Raspberry Pi を起動し、画面左上の Web Browser から Chromium を起動する。
② Google のサイトにアクセス(ブラウザの URL 欄に “https://google.com/” を入力)し、検索を実行する。すると、検索画面と検索結果は正常に表示される。
③ ところが、検索結果の画面でリンクをクリックすると、以下のエラーが表示される。リンク先に飛ばない。
「このサイトにアクセスできません … ERR_ADDRESS_UNREACHABLE」

④ そこで、一般のサイトの URL をブラウザの URL 欄に入力すると、大半の URL にアクセスできない。
⑤ Yahoo (”https://yahoo.com/”)にアクセスしてみると、サイトは正常に表示される。
しかし、Google と同様、検索実行後、検索結果のリンクをクリックすると、エラーが表示される。③と同様となる。

対処方法 ~ リフレッシュを実行してみる

① ターミナルを起動(画面左上の “LXTerminal” をクリック)し、以下を実行する。

$ sudo dhclient wlan0
$ sudo dhclient eth0

※ ネットワーク関連のリフレッシュを実行してみます。

② Chromium ブラウザを終了後、再度起動し、各サイトにアクセスしてみる。

→ サイトのアクセス、リンク先へのジャンプが正常に動作したら、復帰成功です!

★ 原因の推測
最近、ブラウザや Linux 環境のアップデートが頻繁なようです。
そこで、上の①を実行することで、ネットワーク関連のリフレッシュを実行してみます。
私の環境では、正常に動作するようになりました。
①を実行すると再設定となるため、一瞬、ネットワークが切れて再接続となりますが、すぐにネットワークの接続が復帰し、使い続けることができると思います。

うまく動いたら ~ 関連パッケージのアップデート

ブラウザや Raspberry Pi の環境の更新が頻繁なようです。
一部の動作がおかしくなった場合、また、最近、環境のアップデートをしていない場合は、以下を実行し、Raspberry Pi を最新の状態にしておきましょう。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

ブラウザ chromium のバージョンを更新するには、以下を実行してください。

$ sudo apt-get dist-upgrade chromium-browser

※ 上記のリフレッシュ(「対処方法」の手順)を実行してもサイトへのアクセスがうまく動かない場合、これらのコマンド等を実行して関連するソフトウェアを最新の状態にしたのち、再度、リフレッシュを実行することで動く可能性もあろうかと思います。

まとめ

Raspberry Pi のブラウザが正常に動作しなくなったときの対処方法についてまとめました。

Google、Yahoo! などの検索サイトだけはつながるけれども、一般のサイトにつながらなくなるといった現象は、Raspberry Pi だけではなく、Windows の Microsoft Edge でも経験していました。
Chromium か、ブラウザの自動更新機能あたりが怪しそうな印象です。

もし関心があるようでしたら、以下の関連リンクなども参照してみてください。

関連リンク
・ Raspberry Pi でブラウザを自動操作してみる 【Python】
・ 「このページに到達できません」と表示されたとき 【Windows】

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