Raspberry Pi とデジタルタイマーを組み合わせて活用する事例についてまとめておきます。
背景
日頃、デジタルタイマーを使って、Raspberry Pi を自動起動させて使っており、とても便利です。
ネット検索をすると、大半が、Raspbery Pi でタイマーを制御する事例(構成が逆)が多く出てきます。
デジタルタイマーで Raspberry Pi を自動起動し、どのように活用したら便利なのかが具体的に書かれたサイトがほとんど見つかりません。
ということで、実際に使ってみて便利だなと思う活用例を挙げておくことにします。設定手順についてもまとまったサイトがほとんどないようですので、関連リンクに挙げておきます。
Python や Ruby などでスクリプトを書けるのであれば、日常やっている作業を順次、自動化できます。起動・シャットダウンまで自動化する環境を構築すると、完全な自動化が実現でき、おすすめです!
具体例
設定例
① Raspberry Pi にはスピーカーをつなげ、ネットにつながるようにしておきます。
② Raspberry Pi の電源側をデジタルタイマーに 接続します。
③ デジタルタイマーで、月曜~日曜までの各時間(自分がいる時間帯)で、Raspberry Pi を自動で ON/OFF するよう設定します。OFF になる時間の前には、Raspberry Pi のシャットダウンコマンドが実行されるように設定しておきます。
④ 日頃、Windows パソコンなどを使う際、暇を見つけては、Raspberry Pi に Python などのスクリプトを追加していき、日頃の雑用を自動化していくようにします。
また、音声ファイルなども追加していき、自動で音声でお知らせする機能も加えていきます。
自動処理の事例
自動処理をさせる事例は以下の通りです。
・ 時報(音声)を流す
・ 指定時刻に音楽を流す
・ カレンダー情報の音声でのお知らせ
・ 天気予報の取得
・ 天気予報の音声でのお知らせ(雨が降る日は出かけの時間にお知らせするなど)
・ 現在の天気・日照時間(天気予報とはサイトが異なる)
・ 渋滞状況、電車の遅延情報の取得、音声通知
・ 経済指標・株価の自動取得(株をいくらか持っているため)
・ よく行く店舗の情報の自動取得(セールの情報など)
・ Web サイトの自動起動・自動シャットダウン(自宅内に Web サイトを構築しています)
・ 温湿度、気圧の自動取得
・ Raspberry Pi の入出力(GPIO)を使った自動化
ハードウェア構成
・ Raspberry Pi (bullseye, bookworm 他)
・ USB スピーカー
・ SDカードおよびSDカードリーダー(データ保存用)
・ デジタルプログラムタイマー PT70DW REVEX
まとめ
Raspberry Pi を自動起動すると便利な事例についてまとめました。
毎日、パソコンやスマートフォンで天気予報などを確認することが習慣になっていましたが、無駄な作業をしていることに気づいたので、スクリプトを作成して音声でお知らせするようにしました。
日頃の手作業を音声でお知らせするようにすると、生活が改善していく実感が得られます。
また、日々、スクリプトを追加&改善しようかなといったモチベーションが生まれますので、Python や Linux、Web 関連技術を習得しようとしている方にはとくにお勧めです。
興味のある方は、以下の関連リンクなども参考にしてみてください。
関連リンク
・ Raspberry Pi を自動で起動、シャットダウンする
・ TensorFlow Lite を Raspberry Pi にインストール
外部リンク [PR]
・ デジタルタイマー PT70DW REVEX