レンタルサーバー(Linux)で、Apache インストールし Web サーバーを動かしてみるまでの手順についてまとめておきます。
以下の環境で動作確認をしています。
環境: レンタルサーバー(ConoHa VPS)、LAMP(CentOS/Linux、Apache、MySQL、PHP)
背景
数年前にサーバー(VPS)をレンタルし、Web サイトを構築しています。
サーバーの構築についてネット検索をすると多数ヒットするのですが、古いサイトが多いです。コマンドも古くて使えないものが、かなりあります。
そこで、2020年以降の最近の CentOS 系の環境で、Web サーバーを動かすまでの手順の流れ、ポイントをまとめておきます。個々の詳細については、リンクを参照する形式にします。
Webサーバーを構築する手順
以下、ざっくりでの流れ、要点を列挙していきます。詳細はリンク先を参照してください。
WordPress を使った Web サイトを動かすためには、たとえば、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)をインストールすれば、動くようになります。
サーバー(VPS)を申し込み、Linux を設定したら、Apache、PHP あたりを入れて、サイトが動いたら、MySQL も入れる、といった順番を踏むことになるかと思います。
Web サーバーソフトウェアのインストール & 設定
① まず、Linux に Web サーバー用のソフトウェア(Apache、あるいは、NginX など)をインストールします。以下、CentOS 系の Linux に Apache をインストールする手順について示します。
# install -y httpd httpd-tools httpd-devel httpd-manual
Web サーバーを動かす場合は、以下のコマンドで起動できます。
# systemctl start httpd
Web サーバーを停止する場合は、以下のコマンドで停止できます。
# systemctl stop httpd
Web サーバーの稼働状態を表示する場合は以下です。
# systemctl status httpd
PHP のインストール(または、バージョンアップ)
② dnf と remi を使って、PHP 7.4 以降をインストールします。
手順はこちらにまとめました。
・ PHP のバージョンアップ手順 【Linux】
ドキュメントルートと PHP ファイルの設定
③ つぎに Web サーバーのドキュメントルートにテスト用の PHP を作成します。
動作確認用のサンプルをこちらにまとめています。
・ Web サーバー動作確認用サンプル 【PHP】
Webサーバーの起動
④ インストールとファイルの設定等が終わったら、①に記載したコマンドで Web サーバーを起動してください。
# systemctl start httpd
ブラウザからWebページにアクセス
⑤ 外部のPCからブラウザで ②のドメインにアクセスしてみてください。
→ ウェブページが表示されたら、正常に動作しています。
★ 動作確認の段階であれば、セキュリティ/いたずら防止の観点から、確認を終えたら④の Web サーバーは速やかに停止しておきましょう。
まとめ
Web サイトを構築するにあたり、まずは、Linux 上に Web サーバーのソフトウェアを入れて、最初のウェブページが表示されるまでの手順についてまとめました。
うまく動いたら、つぎはサイトの設定です!
関連リンク
・ Web サーバー関連コマンドまとめ 【Linux】
・ Python で Web サーバーを動かす 【Windows】
・ Raspberry Pi でローカルWebサーバー 【Python 活用】