Raspberry Pi の C言語(C++)の動作確認用サンプルについてまとめておきます。
以下の環境で動作確認をしています。
Raspberry Pi (bullseye 他)
背景
Raspberry Pi には、デフォルトで、C言語、C++、Python 等のコンパイラやプログラミング言語が入っています。
そこで、C言語(または、C++)のプログラムを作って動かす手順についてまとめておくことにします。
以下は C言語(*.c)の事例としていますが、C++ (*.cpp) についても同じ手順でコンパイルが可能です。
手順
① 以下のパスを参考に、C言語のプログラミングを行うためのフォルダ”clang1″を作成します。
例: /home/pi/user1/clang1/
② ①のフォルダの中に clang1.c 等の名前でテキストファイルを作成し、下記のサンプルコードを貼りつけて保存します。
③ ターミナルを起動して①のフォルダに移動します。
$ cd /home/pi/user1/clang1/
④ 以下を実行し、Cのソースコードをコンパイルします。コンパイルすると同フォルダに a.out ができます。
$ gcc clang1.c
$ ls -al
※ なお、コンパイル後、実行ファイルに名前 abc1.out をつけるには “gcc clang1.c -o abc1.out” 等とします。
※ また、C++ のソースコードも gcc でコンパイルできますが、”g++” を使うよう推奨されています。
④ 以下で実行します。
$ ./a.out
→ ターミナルに実行結果が表示されます。
その他
私の環境で確認をしたところ、Raspberry Pi には 標準で、C言語のコンパイラ、C++ のコンパイラ、Python、Perl が入っています。
以下を順次実行することで、上記のそれぞれの有無を確認できます。
$ gcc --version
$ g++ --version
$ python --version
$ perl --version
※ これらはすでに入っていますので、知っている言語や過去に作成したプログラムがあれば活用できることになります。
まとめ
Raspberry Pi に標準で入っている C言語について、プログラムを作成してコンパイル後、実行するまでの手順をまとめました。
ソースコードの内容を差し替えていくだけで、任意のプログラムを作成できます。
関連リンク
・ 初期設定のまとめ 【OpenCV & Raspberry Pi】
サンプルコード
C言語のサンプル clang1.c
# include "stdio.h"
int main()
{
printf( "hello world\n" );
for ( int i1 = 0; i1 < 10; i1++) {
printf( "i1 = %d\n", i1 );
}
printf( "done!\n" );
return 0;
}